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■医学的に見た格闘技界にある非常識〜その8〜

眼を殴られたら鼻をかむな?

 これはこれまでの内容とは少々趣が異なりますが、示唆に富んだ言い伝え(?)なのです。
試合を終えて控え室に帰ってきた選手が鼻を強くかんだところ、急に目の周りが大きく腫れたのです。
普通ではこのようなことは起こり得ません。
実は眼窩の骨折があって、鼻から眼の方に空気が通る道が出来てしまっていたのです。
 それ以後、格闘技界に、試合後強く鼻をかんではいけない、という新たな”常識”が出来たのです。
このこと自体は間違いではないのですが、大切なことは、「鼻をかんだら目の周りが腫れるからいけないこと。」
なのではなくて、「鼻をかんで、もし目の周りが腫れたら顔面の骨が折れている可能性がある」 ということなのです。
もしもこんなことが起こったらすぐに、(といっても救急ではなく、翌朝でよいのですが・・・)病院でレントゲンやCTを撮ってもらう必要があります。

 格闘家は自分の体をいちばん大事にしなければいけないから、その分ナーバスになっているところがあるのに、間違った常識を信じている人は 多いのです。
彼らはある意味、小心なところがあって、すごく気を使っていますが、間違った知識を金科玉条のごとくに信じているから、こちらが 困ることもあります。

 以前は僕らがいくら説明しても聞いてくれないし、理解してくれないことがとても多かった。
しかし最近はそれをやっと乗り越えて、信頼を勝ち得てきたところなのです。


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