縫合を断るのと同じように「麻酔をするな」というジムもあります。
「麻酔を すると傷の治りが悪くなる」のだそうです。これもまたまったく根拠のない話なのです。
実際はそんなことはなく、麻酔をすることによって傷の治り方に 影響することはないのです。
麻酔をしないというのもジムの方針のようです。
会長が「ダメだ」というと、 選手は会長の言葉を信じて、または逆らえず、麻酔をさせようとはしません。
こちらは別に構わないのですが… 縫うときにその痛みを感じさせないために麻酔をするのであって、
麻酔を しないで縫われるのは痛いわけですから、根性を示すいいチャンスかもしれ ませんね。
麻酔をするときの痛みは、針でチクッと刺す程度。
麻酔をしないで 縫うよりも選手は楽に処置を受けることができるし、
縫うほうも余計な気を 遣わずにじっくりとより良い処置できるのです。
したがって縫合の仕上がりも より丁寧になるのです。
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